同一ブリーチでオキシの比率の違いでリフト力に影響は出るのか??

ナンバースリーに6%オキシの添加量を変える。


 
この実験の趣旨は、よくブリーチの説明書にもメーカーによっては1:2から3とか用途によって変えるようなことが取説に書いてあったり、実際にリフト力や何かが違ってくると聞かされたりすると噂だけでは信じ難いので実際にやって見てどう変化するかを実験しました。 実験内容は、ナンバースリーのパウダーブリーチ1に対して3倍量(メーカー指定量)と1倍量の2パターンを用意して、そこにベースをウエットなものとドライなもので塗って結果を見ると言うものです。 結果としては一言で言うとパウダー形状の1剤のため水分量がとにかく重要だと言うことがわかりました。つまり放置時間でのいかに水分を飛ばさないで放置できるかが普通のファッションカラーよりシビアになってきます。塗る時間手順コームの回数も気おつける必要がありそうですね。
 

ではまず、それぞれ混ぜて塗って見ましょう。左からドライベース1:3 左2番目がウエットベース1:3 左から3番目がドライベースの1:1 一番右がウエットベースの1:1になります。見た目でテカリ感が違いますね。水分が含まれていると光沢感が出ます。塗りやすさもベースが濡れていた方が格段になじみやすさを感じます。
 
 

 
この時に少し時間を置いてからだいぶわかりやすい異変が起き始めました。
脱色されていくスピードが1:1のドライベースだけ明らかに遅い。 なんとなくブリーチの仕組みから言うと1剤に混ざっているアルカリ剤と2剤の過酸化水素が混ざり合う反応から脱色が起きるはずなので、もしかしたら1:1の場合1剤が多い分アルカリ量も当然多くなるのでリフト力があがる可能性があるのでは?と期待していたのですが、違うようです。
ファッションカラー剤などでレベルが高いとオキシ2倍に混ぜたりはありますが、あれは混ぜたからってリフト力があがるからとは違うので(一般的にはそう言われてるけど違う気がするので。。。)ちょっと様子を見ます。。

15分経過です。 これは1:3のメーカーの規定量の配合ブリーチです。 やはり指定の量ということもあって順調に抜けてきましたが、ウエットベース(右)とドライベース(左)の違いはさほどこの段階では感じません。
 

塗って放置の15分経過です。これが1:1の方で、右がウエットベース左がドライベースのものです。明らかな違いがここで起こっています。ドライベースの方は見るからにリフトがされていないのに対して1:3のものとほぼ同じぐらいのリフトをしているのがウエットベースの1:1! これって、もしかして水分量の問題で例えばパウダー1:6%ox1:水2でも同じ結果が出るんじゃないかって思いが募るばかりです。もしそうであれば理論上の6%(一番リフトする)3%(リフト抑え気味)1、5%(ほぼリフト抑え気味)とか言う理屈は崩壊できる可能性がありますね。つまり6%や1、5%の濃度を作ることができてもその効能はさほど変わらない可能性があるってことですかね。

さあ、仕上がりました!どうでしょうか?? リフトアップした順番から言うと一番左の1:3ドライベースと一番右の1:1ウエットベースが同着気味、3番手に左から2番目の1:3ウエットベース、右から2番目の1:1ドライベースの順です。この結果から感じたことは1:3ドライより1:3ウエットは暗いと言うことはリフトしない理由を憶測すると例えば、1、オキシ6%の濃度が水により薄まってリフトが収まってしまった 2、水分量が多すぎてパウダー1剤のアルカリが収まってしまった。3、髪の毛が水分で飽和状態により薬剤の浸透を妨げた? んー。。。どれもありそうで関係なさそうで。。。 でも有力なのは一番右は右から2番目と薬は同じなのに明らかに明るくその横は明らかに暗いというとこです。それを踏まえると仮説ですが、この1剤のアルカリ濃度をフルに活用できる2剤もしくは水などの比率が1:3程度の可能性があります。なぜか??1剤に対して水分量が足りないと右から2番目のように明るくならない、でも水分量が1剤に対して多い左から2番目も定量より暗く上がりにくい、でも定量の(左)リフトより(右)の1:1ベースウエットの方が若干明るく見えるのは1:3(定量より)1剤がベストに働く水分量だったのかもと推測されます。そうするとオキシ濃度に関して疑問が残りますがまたの機会に。参考までに。